【S8活動記録】社畜のランクマ執念

・はじめに

こんにちは。てこ@です

何の記事?と思って開いた方、申し訳ありません>_<

この記事は自分の最近のポケ活事情(主にs8の振り返り)をダラダラと書き綴るだけのしょーもない記事になっております

 

調整とか構築、理論は一切入っておりません。あしからず()

 

・発端

s6にて最終順位を少しだけ更新し、なんとなく勢い付いてる気がした当時の自分

しかしs7はあまりの社畜っぷりに最終日に休みを取れず、新構築も用意できずにそのままs6流用。

 

 

当時リベロエースバーンの解禁により環境が大きく揺れ動いた中、圧倒的に鈍いリサイクルのカビゴンの刺さりが悪くなっているのに気づいていながら、時間の足りなさを理由に甘えてそのまま使ってしまった。

当然勝てるはずもなく、結果的に50戦程度やって4桁フィニッシュで散った

 

 

、、、やはり心の甘えが見える構築はダメだ。

そう感じた瞬間だった。

 

 

・計画

そんな中でたまたまラッキーな事が巡り合わせる。というのも社畜で忙しい中で唯一、最終日前に3連休を取れるという奇跡が訪れたのである。

は?何が奇跡やねん、と学生やホワイト勤めは皆言うだろう。しかし月残業60〜70時間をこなしながら、しかも定休がないブラック勤めにおいてこれほどの奇跡はないのである

 

8世代ではシーズン終盤の順位インフレが圧倒的であり、シーズン終盤潜れない=最終高順位はほぼ出せない というのが一般にある。

 

実際に終盤潜れないシーズンを何度か経験しているが、シーズン2日前に830位だったロムで3桁キープは堅いだろうと見込んでいたが、最終は1160位近くまで落ちていたりする事がある。

当然高順位になれば人口の幅でその差は縮まるが1桁2桁を争う高順位帯においてその影響はかなり致命的になる

 

その為、高順位を狙うにおいて最終日付近で徹夜ランクマできる環境があることは必須条件であった。

 

そんなラッキーな事はこの先そうないだろう…

そしてここに全集中する為にしておくための準備を進めていくことに

 

・構築選択

まずは最低限、構築を早めに絞らないと練度負けする可能性がある。

構築を早い段階で絞って回し始めることが環境を見るという意味合いでも大事になる

 

しかしs8では使えるポケモンの数が大幅に増え、序盤は環境も定まっていなかった為、新規参入組で使えそうなポケモンをざっと育成してとりあえず使ってみることに。

 

前期も流用で済ませていた自分はエースバーン、ゴリランダーも当然育成しておらず、そこも手を付けつつ新ポケの育成も行った

 

たまたまニョロトノ+キングドラの雨パがまた使えることを知った自分はそのまま適当に雨構築の孵化に移った。

そこで偶然にも色違いのタッツーが産まれる。自分は特殊ポケは宗教上A05Vでないと基本的に気が済まないタチなのだが、色個体であれば甘えてもいいだろう、という訳の分からない理論で色個体を王冠でドーピングすることに。

 

しかし後々になってその個体がスナイパーであったことに気づく。まぁ特性カプセルも量産できる時代になっておりそれも補正すれば良いや、の感覚で育成。

そこで変な事を思い付く。

確定急所キングドラってどうなん?

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、、、面白そうじゃない???

 

と早速使って構築を回すことに。トノグドラで並べて如何にも雨を装いながら実はピンスナ確定急所という宇宙戦法…!

何回か調整を重ねるうちに壁ドラパルト起点→キングドラで強引に気合いだめを決める戦法が中々ハマることが判明(壁ドラパルトがそもそもエースバーンに有利気味で環境も追い風だった)

 

これはイケると踏んだ矢先にいい調整の場が訪れる

 

"仲間大会"である。

 

・仲間大会参入

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(画像無断転載問題あれば消します)

"紫伝杯"というルールランクマ準拠、景品有りの大会をtwitterで目にした自分はこっそりと参加を決める

本当は主催者様に出る表明してもらえると助かる、みたいなことが書いてあったが当然そんな勇気もなく、そもそも試運転だけを考えている自分にとっては匿名参加できる有志大会ほど好都合な条件は無かったからである。

強者が一斉に集い新構築をお披露目する場…

それこそ今回の仲間大会で得るものだと考えていた

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そして大会本番。何度か調整はしていただけあったのか、予想以上に都合よく試合が運んだ。時折負けもあったが両壁を味方につけたピンスナキングドラがとにかく暴れまわる。選出も壁ドラパinからほぼワンパターンである

 

数戦を終え、結果から見るとそこそこで勝ち越しの結果となった。試運転にしては上出来である。レートは1560に迫るといったところだ。

 

しかしそこで事件が起きる。なんとよく知るFFのあげふらいとマッチングしてしまったのである。

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彼は名の知れた受け構築の使い手であり、自分がs6の原案でお世話になった方。

実はその時彼が紫伝杯のキャスを始めており、自分のロムの対戦を進める裏でそのキャスを見ていた。当然、同じ大会に出場しているのだからマッチングしてもおかしくはない

 

だが匿名参加でこっそり潜っていた身としては大会参加がバレたようなもの。 

何より自分が匿名でPTも明かしていない試運転のPTという圧倒的情報有利の状況でのマッチングであった。

 

その対戦自体は相手の情報が透けていたことが大きく、非常に中身のいい内容で勝ちを収めることに。(結果ここでもピンスナキングドラが大暴れした。)

 

こちらの内容がよかっただけに、やはり少し申し訳ない部分が何処かしら残る

 

大会参加によって得られた情報も多かったが、身内マッチングによる匿名参加のマイナス点も少し感じることになった。

 

・欠陥

そうしてなんやかんやする内にシーズンも中盤に突入。環境もそこそこ整ってきたその頃、途端に不調に入るようになった。

先行DMミミエルフが再流行したからである

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(拾い絵 問題あれば)

先行DMミミエルフとは先行DMによって相手を1.5匹以上持っていき、ミミッキュで押し込み→3匹目に呪いを入れて退場しエルフで詰ませるという戦法。いわば急戦調の対面構築と言ったところ。

 

本来壁構築はこういった先行DM系の戦法には比較的強め(DMバリューを下げて、DMを枯らされるため)なのだが、ミミッキュというポケモンが大きな壁となる。

 

そう…キングドラというポケモンミミッキュに簡単に完全に止められてしまうのである

 

ミミッキュというポケモン自体がエースストッパーとして有名であり、こういった展開構築に強い傾向はあるのだが、ドラパルト+キングドラというフェアリー弱点の並びかつサイクルを十分にこなせない関係上どう考えても選出不利を迫られてしまう。壁や先積みをもろともせず、DMキングドラへの死に出しだけで十分間に合ってくる

 

しかもそれなりの使用率(当時はミミッキュの使用率はかなり落ち着いてはいたが)があり、型も多様で身代わりチイラのようなDM枯らしではなく、最も数の多いアッキドレパンにすら不利に動いてしまうため、先行DMミミエルフに限らず汎用的なPT内容であっても選出抑制をかけられてしまう。環境終盤を勝ち抜く上でこのポケモンに選出圧力をかけられるのはあまりに弱すぎる

 

しかし、対策を考えるもののミミッキュに先手を取ってピンスナキングドラを通すルートがどうしても考えられず、どこを変更しても穴が埋まらないという構築単位で手詰まりになってしまった

 

そうして後々気付いていく…「キングドラ」が足枷であると

 

 

 

変わった戦略やマイナー寄りの構成になっている時、そのポケモン自体の勝利貢献度を問われた時、似たようなことを経験した人は多いと思う。

嫁ポケを抜くなんて論外!だとかこの戦法に拘りがある!とかなら別だがそういった考えは思考の範囲を狭め、環境がズレると総崩れしやすい傾向がある。

 

やはりおもちゃポケモン(マイナスイメージに取る派閥もおられるかもしれませんが…)にはスペック上の限界はあり、環境の穴を付けない限り実践的に勝ちにくいという事実は揺るぎないものとして存在する。

 

特に今回は軸に添えているポケモンが環境上位の戦法に自然な流れで優勢を取れなくなったため、どうしても主軸の展開を見直す他無かったのである

 

 

・再構築

そうして新たに考え出したPTがエスバポリキッスの全対面戦法であった。(詳しくはs8記事)

そもそもこのPTに行き着いた段階でシーズンも終盤、社畜も本場を迎える状況であった。

 

しかもその時リアルでの予定まで立て込んでおり、試運転の時間を考えてもギリギリになるだろう…

 

リアルの予定さえ片付けば友人のうづきポケを家に呼ぶ機会を作り、その時にPTを回せれば、という考えからとりあえずPTの育成だけ済ませることにした。

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うづきポケ自体がポケのモチベ的にメンヘラ期に入っていた事もあり、どうせなら構築共有しようぜ!のノリで最悪彼に結果を任せるか。

という完全に人任せプレイであったが、メンヘラ期のうづきポケに構築があるとも思えなかったので半ば強引に引き込めるだろう(適当)

 

育成の段階でまたもや偶々色個体がバンバン出てポリ2キッスドラパはそのまま出た色で甘えた。前にも言った宗教上の理由でA0以外許さない人間だが結果ポリ2はA30という個体を使う事になった。まぁ当本人イカサマ入れるしダイアーク強いから(震え)とか言ってた気はします。

 

ポリ2はHBの予定だったがあまりにもポリ2ミラーが発生するので、個体そのままにイカサマを切ってHD身代わりを採用する事になるのだが、これよくよく考えればもう甘えの理由になってなくてわろたね()

 

他にも試運転ながらちょいちょい弄って、ついにうづきポケとの家オフの日がやってくる。

 

・家オフ

うづきポケとの家オフ自体はもうかなりやっているので当日もいつもの流れでいい感じの時間に来てもらった。

ここだけの話、一人暮らしの家オフまじでオススメなのでみんな一人暮らし初めて友人誘ってみてな。(露骨な宣伝)  少人数でゲームだけするならクソ快適やしわいわいランクマするのもおもろいんで

 

案の定メンヘラ期に入ってたうづきポケであったが、今日だけはポケやるから、みたいな重い腰を上げて意地を見せる。当時野球部の監督してた?らしくモチベも察してたが、意外にもやる気はあったらしい

 

そして構築共有の話を振ると意外にもあっさり乗ってくれた。

うづきポケの性格上サイクル系の構築を好む印象があり、ガッツリ展開やガッツリ受けおよび詰ませのようなPTは合わないと言っていたが、対面も割といける感じだそうで構築そのままはまったらしい

 

とりあえずPTの最終調整を入れるからちょっと先ランクマやっといて、と言って調整進めながら先にうづきポケが自分で考えてた構築で潜っていった。

その時使ってたのが先行DMラプラス壁展開+ゴチルゼル含みの詰ませ戦法というあり得んぐらい展開構築でしかもハメ付きというなんとも彼らしからぬ構成で震える(一応twitterでも言ってたんで多分公開しても問題ないはず、、、)

 

しかもゴチルでハメながらこれキモチェェ(言い方諸説)とか言ってたんで、どうやら純粋なサイクル系うづきポケもついに害悪闇堕ちしてしまったらしい。とこの時点での把握が完了()

 

 

まぁそんなこと言ってる間にPTは完成しそのまま潜り出す。当時お互いに3万位(メインは4桁あったが)とかで絶賛5桁なのでとりあえず最終日戦える順位にまではしよう、という目標であった。

 

まぁ最初は慣れかな、ぐらいに見ていたがうづきポケの見事な対面の使い回しによってあっさり4桁には乗せ、結果2ロム5000位ぐらいまではほぼストレートぐらいのペースで上げてしまった。

 

しかも当時自分の考えていた試合運び、構成も見事にはまって、お互い謎の確信を得ることに。

 

これ最終日わんちゃんある…!

 

この時うづきポケにも改善点なり技調整なりも考えて貰ったのだが、そこそこハマってたのもあり、どうもそのまま流用という形でとりあえず作るわ!と言われた

う「強いて言うならゴリラかなぁ、なんやかんやエスバに出さんしカバ入れたら強くね」

て「ゴリラ抜いたらカバミトム舐めまくってるからどうやろ」

う「ドラパでいけるいける。カバ入れたら電気の一貫も切れるしなんとかなるって」

みたいな話にはなった。が、まぁ後は各自調整の範疇だろう、という形でとりあえずPT共有は決まり手ごたえもあったことが終盤ではかなり大きかった。

 

だが何よりうづきポケに、「これはモチベあげられちゃったな…w」

と言われたのだが、正直それが一番嬉しかった。純粋に友達に自分の今やってるゲームのモチベあがった、って時ってめちゃ嬉しいんですよね。

ありがとう、うにき

 

・最後の備え

いよいよ訪れる最終日、いや3連休…!!

この日を待っていたと言わんばかりの気合いを入れて望む

 

「目標最終2桁」

 

8世代になってからほぼ徹夜で最終日を過ごすのは何回かあるのだが、毎シーズン途中でチキって最高最終キープ逃げを繰り返していた。

そこで今回は1ロムを20↑で保存し、2ロム目の残りを最後まで走り切ることを決めていた。

チキンレースをしながら着実に2桁を目指すことも考えたが、時間的に間に合わないことと、何より攻めの姿勢がないと2桁に辿り着けないと考えていたからだ。

 

いや、攻めるんなら1ロムで行けやwと言われそうだが、ポケの最終日はどれだけ自分のメンタルと戦えるかが結果に直結するということが通説である。

実際に1桁2桁の常連プレイヤーでもその多くはサブロムでもそれなりの成果をあげていることが多く、実はチキンレースで着実に順位をキープしてメンタルケアしているプレイヤーが圧倒的に多い。(1ロム上位は正直バケモノ)

最終順位の保険があるだけでも選出、プレイング、読みの鋭さなどに多く影響する。

 

しかし少ない時間で順位を上げるためにはどこかで攻める必要はある。最終日2ロム1桁2桁などで目標に余裕があるとかならチキンレースで十分だがこの時点で1ロムが900位程度、もう1つが2200位とかで2桁にはあまりにも遠かった。

 

その為、自分のメンタルと過去実績をふまえ、20↑1ロムを保険とすることが2桁に届くギリギリのラインだと考えた。

 

 

 前日に買ってきた2日分の食料と徹夜用の魔剤を構える。この為だけにわざわざ普段飲まないMonsterのピンク(パイプラインかなんか)を2本も買った

早速潜り始める。もうポケモン以外何も考えてない

 

 

2200位だったロムがみるみるうちに順位を伸ばす。ついに3桁突入し、恐らく4桁に落ちているだろう本ロムに追いついた。この辺のチキンレースはもうお手の物である。

 

そして本ロムに替えて2ロム3桁へ。7/31日の深夜段階にしてはなかなか順調である

 

しかし、そう甘くないのがランクマの世界。ついにやってきてしまった…「停滞

特に500位の壁が圧倒的でこの時本当にこの先に立てなかった。2000〜500位の4桁から3桁を一生ウロウロする。

サブも似たような順位にいるため、ロム切り替えも不要、かつそこまで圧倒的な下振れや運負けもなかったので、純粋にプレイングの噛み合いと運だけ上振れ次第ではこの壁は余裕で抜けるだろうと思っていた。

 

しかしその「上振れ」が来ない。ラス1皮禿げミミッキュとスカーフキッス、スカーフキッスが2回中1回怯ませたら勝ち!

…負け。じゃれつく2連で当てられ影撃ち圏内

 

ラス1エスバキッス、エスバのDMをこっちのウォールジェットウォールで枯らして最後スカーフで先手取れるからDM合わせれば勝ち!

→よし相手DM読み勝った!

→堅!いや、なんでエースバーンお前チョッキ持ってんの…

 

…こうして何戦か戦う中で1つ大きすぎる欠陥に気づいてしまった

 

相手のエースバーンが止められない。。。

 

 

 

・最終日

7/31、深夜レートはそろそろ朝に向かおうとする頃相手のエースバーンの処理が追いつかないことに気づく。

 

元々エースバーンの主な処理先が対面エースバーンでの襷カウンターだったのだが、高順位帯になって襷カウンターがほぼ全てケアされるようになっていた。

特に上位でスカーフエースバーンが増え始めており、対面エースバーンで蜻蛉で逃げられ、一方的に処理されるケースが多発。そうでなくても純粋にカバ等で一旦受けられたり、パッチラゴンが火炎放射を挟んで襷ケアすることも

 

これに気づいてしまったことによりエースバーンの選出率は一気に減少、相手のエスバを受け回しながらギリギリの凌ぎで処理せざるを得ない状況になった。

 

朝になり一旦睡眠を挟む時間がくる。朝ご飯をつまみながら、4桁に落ちたロムを見ながらこの夜だけで50戦は軽く超えている対戦数が映る

 

この安定しない状況の中で戦っても溶かすだけだろう、そう考えて1回寝ることに

 

 

時は流れ18時。厳密にはもうちょっと前に起きていたが、どうにも潜る気力が出なかった。

最終日の夜を目前にしてあまりにも大きすぎる欠陥発覚、そして上振れの見えない停滞。

 

twitterを開きながら周りの状況を確認する。どうも身内FFも苦戦しているようでまだ自分と同じぐらいを彷徨っている人が多く見受けられた。

時間的にもまだ諦める時間じゃない。まだ舞える!

 

 

ここでふとうづきポケはどうしているのか少し気になった。お互い同じ主軸の構築を使っている。こうしたエースバーンの処理欠陥が浮き彫りになってしまった今、同じようにうづきポケも結論を出しているのか…?

 

彼は最終日の荒れた20報告が嫌らしく最終日はtwitterのTLから消えると宣言していた。まぁ正直自分も似たようなもんで、それに焦らされるのが嫌でポケのFFは結構限定的に絞っている。特に上位常連組のフォローは慎重になる

 

うづきポケのことだから20↑にでも乗ろうもんなら即浮上して報告に来ると思ってたのでまぁお互い苦戦しているのだろうと思っていた。

 

 

「強いていうならゴリラかなぁ。なんやかんやエスバに出さんしカバいれたら強くね」

 

 

…!!

そうだ。まさか…!

 

数週間前に話した時のあの言葉。これが答えとなってしまった。うづきポケは数週間前の段階で既にこの構築の欠陥に気づいていた。

そしれそれにいち早く気づき、うづきポケはゴリランダーの枠をカバルドンで回し始めていたのである

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実際にこの時点でゴリラをまともに選出した試合は少なく、完全に見せポケになっていた。

しかし、最終日19時手前。カバルドンを入れて回すには時間が足らなかった。

当時カバルドンはDをラプラスキョダイセンリツ耐えまで設定し、残りHBとしたものしか所持しておらず、エースバーンの受け出しを考えた環境適応型はHB特化のアッキ持ちであった

 

また今までにカバルドンを入れて回していなかったこともあり、戦法の変化からプレイの浅さが出ることを嫌い結局元の状態で潜り始めた。

 

浅いのは自分だった。信用できなかった。そんな自分の弱さ、甘さがまた出てしまった。あの時うづきポケを信用してカバルドンも試していれば、、、

そう思うと悔しく、そして何より申し訳なさでいっぱいだった。こんな欠陥構築を渡してすまん…そして信用して試してやれなくてすまん…

 

 

でもそんなことを考えてももう仕方ない。あとは自分の力で走り切るだけだ。

 

 

夜飯を終え、風呂に入り気づけば0時も回りかけというこの状況。買っていたもう1本のピンク魔剤を手に決戦に備える

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構築に不安を抱えてはいたものの、逆に信用できる情報を得たのは事実。残り9時間ほど。2桁最後の望みをかけて

しかし、それでも抜けられない500位の壁。

今期はインフレシーズンということもあり、レート20↑のボーダーは最終400〜500位と予想していた。実際にこの辺りはとんでもない団子状態になっており抜ければ一気に200位近く上がるが、500位手前では1勝しても順位が50ぐらいしか変動しないぐらい開いている。

20↑を目標にしているプレイヤーや自分と同じ保存ロムにしようとするプレイヤーも多い為結果的に500位付近で近い順位のプレイヤーと当たりにくくなる。その為500位に壁があること自体は割と自然ではある

 

がどうしても上振れない。エースバーンもギリギリの処理だがなんとかまだ耐えている。ここにきてポリ2の釣り駒でしかなかったのに、少しでもエスバに有利なドラパルトがこんなにも頼もしい存在になろうとは…

 

対戦相手がみつかりました。

"wing"との対戦を始めます

 

そしてきちゃったかーw 身内マッチング。

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wingさんはブイズを絡めた異端なPT内容で勝ち上がっている天才型のプレイヤー。この時もこんなPTでこの順位やばくね??と思わされるような内容だった(中身公開してたと思うんで出しても大丈夫かな…?)

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こっちはガチの塊みたいな中身なのにこれで似た順位なんだからすごい

 

とりあえず広く撃ちあえる汎用選出で挑む。初手ジバコイルvsニンフィア

先発はこちらの読み通りで試合が進んでいく。

そしてなんやかんやエースバーンで数的優位に立ったところで事件発生。

 

ドサイドンを繰り出した。ほぅ…エスバで撃ち合いはキツイか

こちらの裏は、と…あれ…?

ジバコイル  トゲキッス

 

詰み?????

 

ドサイドン舐めすぎ選出ウケるwじゃなくてね

この時エスバの襷も削られていたんでマジで詰んでた。というのもエスバの技構成が火炎ボール/不意打ち/カウンター/挑発 と飛び膝蹴りを切っている関係ドサイドンに打てる技がまともに無かったのである

 

またwingさんのドサイドンは過去シーズンの結果で結果を残してきているAS振り切り型である可能性が高く、sに振っていないジバコイルでは先手を取れず縛られていると踏んでいた。

そしてこの段階で自分に残された唯一の選択肢は火炎ボールで火傷を狙う以外無かった。

 

普段なら降参してるこの局面、こちらにはそこそこの順位がかかっており、こんな絶望的な状況でも最後まで諦めたくなかった。FFだろうとどんな運勝ちだろうともぎ取りたいという最後のあがき…

 

焼けた…!!ドサイドンは火傷をおった

 

完全に運だけ火炎ボールの1割

これが無かったら今頃easy loseだった…そして最後も本当にギリギリの駆け引きを制して勝ちをもぎ取った。この1勝デカすぎる

 

結果的にドサイドン舐めすぎ選出をした事がそもそもの問題だがエスバポリキッスにドサイドンがかなり刺さりがいいことに今更ながら気づく。実際この後の試合で上位のドサイ入りに何度かマッチングし、その試合でも無事フルに暴れられた(一応この身内マッチングにてeasy loseにならない選出は学べた)のでwingさんのこういう環境を見る力の高さはさすがの一言。

 

ここで一度流れを変えて500位チキンレースをすることにした。この時点でメインが500位手前、次でわんちゃんチャレという局面。

ここで焦って落としていたのが昨日の自分。ここからもう1ロムへ切り替え様子を伺っていく。

 

そしてwingさんとの1戦があって以来、なぜか極端に噛み合い始めた。特段違った動きをやっていないが相手の思考のズレから大幅なアドバンテージを得てそのままフィニッシュみたいな流れが多くあった気がする。

特に顕著に現れたのがトゲキッスに対するカバルドンの応対で、欠伸ループに対してこちらは交代しかない局面であるが、ほぼ全プレイヤーが吹き飛ばし、及び居座り読みの交代を選択してきた。

おそらくラムキッスケアをされているのだろうがカバルドン対策を甘えているこちらとしてはかなり好都合。

その結果1回は4桁に落ちるもののほぼストレートで500位手前まで上昇、気付けばそれもかいくぐりついに500位を抜けたのである

 

しかし目標はその遥か先、ここで立ち止まるわけにはいかない、とすぐに次の対戦に進む

 

その対戦の途中でとある画像が目に止まるf:id:tecotecott:20200806214940j:image

寸止め()

 

どうやらPGL更新のタイミングだったようで

この試合勝てれば最低の20は堅い、と言ったところか。

 

ここに来るまでどれほど長かっただろう…そんなことを思いながら対戦に臨む。そこにはかつての20チャレで味わった緊張感、震え、感動、涙は一切無かった。読みも正着、心の動揺もなく丁寧な試合運び。

最後に一方的にDMも残せた。おそらくこの試合はもらっただろう…

「一度20を達成したらそこから20に乗れないシーズンに絶望する」

ポケモンは20を目指してた時が一番楽しかった」

とある方の名言。たしかに今なら分からなくもないかもしれない。けどそういった心震える試合がこの先まだまだできるじゃないか。これはそのスタート地点だろう…?

 

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8/1午前3時52分 レート2008 

s8初めての20↑タッチを最後の最後で滑り込んだ

 

これが最低限…か。と正直その瞬間そのキツさに引いた。2桁の最終ボーダーは21↑なんならここからさらに1〜2勝必要なラインらしくここから登るのはノンストップでもない限り厳しそうなレベル。

 

しかし最後まで潜ると決めたのだから、ここで引きたくはなかったし何よりチキンレースのおかげで2ロム目も500位近辺まで来ていたこともありまだわんちゃんあると考えていた。

 

ここだけの話、実はメインでここから最高220位ぐらいまで追い上げを見せる。500位の壁を抜けると順位がするすると上がり見かけで結構テンションが上がる。(だから500位近辺の団子の話が出来た)しかし過去最高順位でもなかった上にあくまで目標の途中だったので証拠スクショなんて残ってません。(仮にあっても上振れ含みの最高なんて残しても意味ない)

 

しかしそこから見事に溶かした。220位ぐらいから40位ぐらいのプレイヤーとマッチングし、その構築力の高さ、環境の見方、さらにはその情報を活かした鋭い読みに脱帽。

そんな最上位の戦いをしてきてるであろうプレイヤーに運だけ上振れでのし上がった甘え構築で何1つ勝てる要素など無かった。

 

その時やはりその「差」を実感せざるを得なかった。今の自分のPTではその「差」を埋めるためのピースが構築に足りていない…

 

そこから負けに負けた。気付けば500位を割り、7時手前段階ではもう4桁、、、

20に帰ることすらままならない状況になった。

 

朝も迎え辺りは明るくなり、魔剤も底をついた。今の集中力では勝ち切ることは難しいだろう。せめて3桁で終わりたい…

 

この時続々と撤退報告が上がっていた。うづきポケも結果最終735位での撤退報告を上げていた。20↑タッチまで届かなかったのは残念ではあるが8世代以降では彼の自己ベスト近い成績だったと思う。大健闘である

 

4桁落ちした後に潜る人間がどんな心理でポケモンをやっているのか、この時初めてわかった。勝利とか最低ここまでとか目先の目標を追っているのではない。なんで4桁が潜ってるの?それは最後まで走り切ることの喜びを感じたいからだ

ラソンなんて真面目にやったことないけどこの気持ちは少しわかる。昔闇のパズドラ暗黒期にも徹夜プラマラという似たようなマラソンがあった。その時とすごく似ている…

 

 

8時59分の試合を終えこれでシーズンを終える。このロムの最終は1100位とかその辺か。

いや、一応まだあと1分あるし最後まで行くか!走りきったことにならんべ!

 

そこでなんとマッチングしてしまう…f:id:tecotecott:20200806224422j:image

 

おとしポケに…w

 

最終日朝9時を超える段階の完全な最終戦になんとお世話になってるFFマッチで一気に目が覚める

 

こんな最終戦あっていいんですかwというような有り得ないマッチングに正直今でも奇跡だと思う。

 

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ちなみにおとしポケ(としきさん)はカジリガメを相棒にしている若きプレイヤー。ポケの活動は比較的新参な方だが最近の成長が目覚ましく、s6では初20↑を達成、その後も紫電杯でも好成績を残し、身内界隈では現最強と言っても過言ではない。

 

そして始まる最終戦

こちらは初手のウーラオス警戒でトゲキッス

お相手は…

カジリガメ

 

だし負けた。すでにキツい

しかも交代読みのステルスロックが裏のエスバもろとも突き刺さる…

お互い対面処理し合う流れに持ち込みジバコイルスピンロトムとの撃ち合いを制して数的優位に。さすがはチョッキジバコイル、結構削れててもスピンロトムに打ち勝っていく

 

そしてボルチェンでスピンロトムを処理したのでキッスを立ててラス1勝負。ウーラオスパッチラゴンならおそらく勝ち。ウルガモス怪しいミミッキュキツいという場面

選ばれたのはミミッキュ

 

構成にもよるが耐久に振っているミミッキュの場合、皮ダメ込みでも2発で届かない。3発いる

ステロのせいで剣舞影撃ち×2が圏内

つまりは、ここでの勝ち筋は

2回怯ませるしかない。

 

(結果的にこちらが耐久無振りで相手が耐久振り個体だった為、実はここから影撃ち4発撃たれるだけで負けの局面であった。まぁこちらのキッスが耐久無振りという保証がないので現実的ではない選択肢だが…)

 

そんな運だけプレイの祈り届かず、無事剣舞影撃ち×2を決められゲームセット。

上振れ含みの弱さを最後の最後で痛感するという悔しいシーズンだったが最終戦の内容はなかなかよく楽しかった。

 

まさに最後にふさわしい対戦だった。

 

この時としきさんの順位が600位程度だったので上とマッチングしていればギリギリ20に滑り込んだ可能性があった。9時ギリギリから潜る人間がいるかと考えるとアレだが自分とマッチングした事で20↑の夢が消えたと思うとちょっと切ない。

まぁマッチングコントロールなんてできないしそもそも最後に身内と当たる方がヤバいんで許してくれ()

 

 

そうして自分のs8は終わった。保存ロムが最終366位レート2008  

走りきったメインは最終1254位の闇に沈んだ。

 

悔しい。でも嬉しい…! 何より学ぶことがたくさんあった

だから次は絶対2桁取るべ!!!

 

 

・総括

s8で走りきった後にこれの感想書きたいな〜みたいなこと考えていたけどまず予想以上に長すぎて書くのだけで何日かかったか、分からないねw

でもこれでも書ききれなかったし何よりこうやって本気でポケやれるシーズンに結果はどうあれ悔いなく走り切れたことが一番いい経験だったと思います。

 

皆さんはシーズン最終日、最後まで徹夜ランクマ走りきったことがありますか?

そしてその執念の先を感じたことがありますか?

 

潜れる機会がある人は是非一度経験してみてほしいですね。目標はどうあれ、やっぱり色んな事あっておもろいんでやり得!(その後生活リズム戻すの大変やけどw)

 

 

何よりここまで見てくださった皆様、本当に長々とありがとうございました!